イベント

日時：2024年11月30日（土）10:00-17:00
会場：東京理科大学葛飾キャンパス（対面開催予定）講義棟：310, 311教室
https://www.tus.ac.jp/access/katsushika_campus/
■JR常磐線(東京メトロ千代田線)「金町」駅／京成金町線「京成金町」駅下車、徒歩8分

開催報告
第21回成体脳のニューロン新生懇談会を開催しました（2024年11月30日、 東京理科大学葛飾キャンパス）。 65名の参加をいただき、3題の招待講演、５題の口頭発表、15題のポスター発表を行いました。成体脳のニューロン新生を軸としながらも、新たな視点からの発表もいただき、じっくりと議論ができた１日となりました。また終了後の意見交換会には34名にご参加いただき、さらに議論と懇親を深める機会となりました。幹事、運営委員の先生方、またご参加下さった皆様のご協力のお陰と改めて感謝申し上げます。今後とも様々な視点から成体脳のニューロン新生を捉える場であればと思います。瀬木（西田）恵里

日時： 2024年3月8日（金）〜9日（土）
会場： 名古屋市立大学 桜山キャンパス
担当：澤本和延・金子奈穂子

プログラム

開催報告

第17回神経発生討論会・ 第20回成体脳のニューロン新生懇談会 合同大会を開催しました（2024年3月8〜9日、 名古屋市立大学 桜山キャンパス）。 神経発生討論会と成体脳のニューロン新生懇談会は、 共に20年近い歴史のある研究会です。 両研究会は発生過程と成体という時間的に異なるフェーズに焦点を 当てていますが、 神経幹細胞からニューロンへの分化や神経回路形成のしくみとその 意義を深く理解するという共通の目標があります。 この合同大会が 、ご参加下さった皆様のご協力により、発生・ 成体の境界を超えて深く、熱く議論する場となりましたことに、 深く感謝申し上げます。 澤本和延・金子奈穂子

・第19回成体脳ニューロン新生懇談会

リンク

　

日時：2022年10月29日（土）

会場：京都大学 吉田キャンパス 医学部構内 先端科学研究棟 1F 大セミナー室 （ハイブリッド開催）

担当：今吉格

演者

1.    原田　雄仁（東京大学薬学系研究科・特任助教　（現所属：ロックフェラー大学・博士研

究員））
Yujin Harada（The University of Tokyo・Assistant professor （Current position : The Rockefeller University・Postdoctoral fellow））
成体神経幹細胞の形成における細胞周期抑制の役割
Roles of cell cycle inhibition in the genesis of adult neural stem cells
2.    貝瀬 峻（理化学研究所CBS神経幹細胞研究チーム・研究員）
Takashi Kaise（RIKEN CENTER FOR BRAIN SCIENCE, Laboratory for Neural Stem Cell Research・Postdoctoral fellow）
Plagl2発現誘導およびDyrk1a発現抑制による老化神経幹細胞の機能的な若返り
Functional rejuvenation of aged neural stem cells by Plagl2 and anti-Dyrk1a activity.
3. 　堅田　明子（九州大学　医学研究院）
Sayako Katada（Graduate School of Medical Sciences, Kyushu University）
脈絡叢分泌性miRNAによる成体海馬ニューロン新生の調節
miRNAs secreted from the choroid plexus modulates adult neurogenesis in the mouse hippocampus
4.    長井 淳（理化学研究所CBSグリア-神経回路動態研究チーム・チームリーダー）
Jun Nagai（RIKEN CENTER FOR BRAIN SCIENCE, Laboratory for Glia-Neuron Circuit Dynamics・Team Leader）
アストロサイトの機能多様性の理解を目指して
Towards understanding of astrocyte functional diversity and specificity
5.    難波 隆志（ヘルシンキ大学ニューロサイエンスセンター・グループリーダー）
Takashi Namba（Neuroscience Center, HiLIFE - Helsinki Institute of Life Science, University of Helsinki・Group leader）
Neural progenitor cell metabolism: from brain evolution to brain malformations
神経前駆細胞の細胞内代謝から明らかにする、ヒト脳の進化と脳形成異常
6.   小柳伊代・坂口　昌徳（筑波大学　医学医療系・国際統合睡眠医科学研究機構　准教授・PI）
Masanori Sakaguchi (Fuculty of Medicine WPI-IIIS, Univ. Tsukuba・Associate Professor (PI))
Memory consolidation during sleep by the adult-born neurons
7.    村野 友幸（藤田医科大学総合医科学研究所システム医科学研究部門・助教）
Tomoyuki Murano（Division of Systems Medical Science, Institute for Comprehensive Medical Science, Fujita Health University・Assistant Professor）
神経過活動による細胞核の長期的な変化
Repeated neural activation induces long-term changes in the nuclear organizations of neurons
8.    高露 雄太（九州大学大学院薬学研究院薬理学分野・助教）
Yuta Kohro（Department of Molecular and System Pharmacology, Graduate School of Pharmaceutical Sciences, Kyushu University・Assistant Professor）
感覚情報処理における脊髄Hes5陽性アストロサイトの役割
Role of spinal Hes5⁺ astrocytes in somatosensory information processing
9.    久恒　辰博（東京大学大学院新領域創成科学研究科・准教授）
Tatsuhiro Hisatsune（Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo・Associate Professor)
認知柔軟性における海馬新生ニューロンの役割について
Role of hippocampal newborn neurons in cognitive flexibility

************  開催報告 ************  
2022年10月29日(土)に、京都大学の吉田キャンパスにて、第19回 成体脳のニューロン新生の懇談会の例会が開催されました。COVID-19の拡散防止の対応のため、昨年度は完全オンラインで開催されましたが、今年は、実地開催とオンラインでのハイブリット開催とすることが出来ました。約60名の方に参加頂き、充実した議論を展開することができました。ニューロン新生の研究は日進月歩で進んでいるということを改めて認識できるとともに、他の神経科学分野だけでなく、様々な医学・生物学・生命科学分野との融合や共同研究が、今後ますます必要であると痛感させられました。今回は、実地で顔を合わせての議論の大事さを改めて認識させられたとともに、成体脳のニューロン新生の懇談会も、コロナ禍からの再出発を機に、新しいあり方を模索していければと思います。 第19回 懇談会幹事 今吉 格 (京都大学)